 【 祝典序曲 Op. 26 】
アルヴェーン,ヒューゴ 〔スウェーデン〕 (1872.05.01〜1960.05.08) 88歳

ストックホルムで生まれたアルヴェーンは、 スウェーデンの主要な作曲家の一人で、 指揮者・バイオリニスト・画家としても活躍し、 65年前の5月8日に88年の生涯を閉じた。
ストックホルム音楽院で学んだが、 作品としては、多くの男声合唱曲や5つの交響曲、 3つのスェーデン狂詩曲などが有名である。 色彩的な管弦楽法やスェーデンの風景を描いた 標題的な作品が多い。
一つ年上にあたるステンハンマル(1871~1927) と共に、スウェーデンを代表する 作曲家の一人に数えられる。 ステンハンマルに比べ、アルヴェーンはより 自国の民謡に目指した民族的な作品を書いた。 その点で、「ペールギュント」などの作曲で 知られるお隣の国のノルウェーのグリーグと 共通するものがある。
「祝典序曲」は3曲書いているが、作品26は 1908年に新たに移転完成したストックホルム 王立ドラマ劇場の開場を記念する作品で、 大編成の吹奏楽用に書かれている。
アルヴェーンの作品で劇付随音楽の 「グスタフ2世アドルフ 作品49」の「エレジー」は、 スウェーデンの王族の葬送音楽として 使用されるが「祝典序曲 作品25」は、ノーベル賞の 授賞式で演奏されることで知られている。

グンナー・ヨハンソン編曲
(管弦楽)王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ (指揮) クラーク・ランデル ♪ 私が聴いた音源 ♪
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