 【 ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op. 87 】
ブラームス,ヨハネス〔独〕 (1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓癌

ブラームス、ベートーベン、バッハの3人を ドイツ音楽の 「三大B」と呼ばれている。
ブラームスは192年前の5月7日にハンブルグで 生まれたが、その6年前にバートーベンは世を去った。 バートーベンが生まれたのは249年前だが、 その20年前にバッハが世を去っているので、 3人がいっしょに生きた時はなかった。
バッハ(1685.03.21〜1750.07.28) 65歳 ベートーベン(1770.12.17〜1827.03.26) 56歳
ブラームスの父は、サロンの小さな楽団の コントラバス奏者で、生活は豊かではなかった。 母は父より17歳年上で、3人の子どもを授かった。
長女のエリーザベトは病気がちだった。 弟のフリッツは音楽で身をたてたが、 兄のブラームスとは気が合わなかったようだ。
おとなしい性格だったブラームスは、音楽に対しては 鋭い反応をみせ、6歳のころには自己流の楽譜を 考え出して、作曲をしていたといわれている。
10歳のときに作曲家でピアニストの エドゥアルド・マルクスゼンに師事した。
ブラームスの作品には室内楽曲にも傑作が多いが、 1880年から1882年に作曲した清澄で透明な 作品の「ピアノ三重奏曲第2番」は4楽章からなり、 高度な手法による傑作で、この曲の解説には 必ず引用されるガイリンガーの言葉に 「1音たりとも多すぎたり少なすぎたりはしない」は 本質をついている。
1882年12月29日にフランクフルトで フーゴ・へールマンのヴァイオリン、ミュラーの チェロ、ブラームスのピアノで初演された。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Andante con moto 第3楽章 Scherzo : Presto 第4楽章 Finale : Allegro giocoso

(ヴァイオリン)オーギュスト・デュメイ (チェロ) ジャン・ワン (ピアノ) マリア・ジョアン・ピレシュ ♪ 私が聴いた音源 ♪
【 ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op. 25 】 5月6日に掲載
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