 【 ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op. 25 】
ブラームス,ヨハネス 〔独〕 (1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓癌

4楽章からなる「ピアノ四重奏曲 第1番」は 1861年に完成したが、着手をしたのは 1855年ごろとされている。
その頃、デルモントの宮廷楽団で合唱指揮者として 活動していて、合唱曲に興味が向いていた時期で、 しばらく放置していた時期もあったようである。
この曲は、同時期に作曲を開始した 「ピアノ協奏曲 第1番」などと同様に、 初期作品特有の激情的な綿に加え第1楽章の モチーフ展開や独創的な楽章配置など、 構造的な面を盛り込んでいる。
第4楽章の「ジプシー風ロンド」は、 ハンガリー(ジプシー)を思わせる3小節単位の 情熱的な第1主題と、堂々とした第2主題による ロンドと続き。最後は第1主題によって 熱狂的に締めくくられる。
完成した年の11月16日にハンブルグで クララ・シューマンらによって初演された。
この作品はブラームスの編曲の4手連弾用と、 シェーンベルクによる管弦楽の編曲がある。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Intermezzo Allegro ma non troppo 第3楽章 Andante con moto 第4楽章 Rondo alla zingarese

(ピアノ) タマーシュ・ヴァーシャリ (ヴァイオリン)トーマス・ブランディス (ヴィオラ) ウォルフラム・クリスト (チェロ) オトマール・ボルヴィツキー ♪ 私が聴いた音源 ♪
【 ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op. 87 】5月7日に掲載
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