 【 交響詩「幻想舞曲集」Op. 22 】 トゥリーナ,ホアキン 〔スペイン〕 (1882.12.09〜1949.01.14) 66歳

作曲家、音楽教師だったトゥリーナは、 142年前の12月9日にスペインのセビリアで、 画家の父の子として生まれ、マドリードで 66年の生涯を閉じた。
若いころおよそ10年にわたりパリで生活し、 フランクの弟子のダンディが設立した音楽学校、 スコラ・カントルムで作曲を学んだ。 ドビュッシーや、ラベルからも作曲の助言を受けた。
当時、パリにいたファリャやアルベニスとも 交流がありスペイン国民主義の音楽にも目覚めた。 フランス印象主義とスペインの伝統を 混ぜ合わせた独特の音楽世界を作り上げた。
1931年からはマドリードの王立音楽院で 作曲家教授として活躍した。
トゥリーナは、ほぼ全てのジャンルの作品を 書いているが、作品の多くは伝統的な アンダルシアの民族音楽に影響されている。
交響詩「幻想舞曲集」は、ピアノ組曲 「幻想的舞曲集」の編曲で、1920年に書かれた。
スペインバスク地方の踊りのリズムも現れ 民族色豊かでありながら 印象主義的な響きも感じられる作品である。
第1楽章 Exaltación 第2楽章 Ensueño 第3楽章 Orgia

(管弦楽)モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 (指揮) ルイ・フレモー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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