 【 鶴のいる風景 Op. 44-2 】 シベリウス,ジャン〔フィンランド〕 (1865.12.8〜1957.9.20) 91歳 脳出血
フィンランド最大の音楽家のシベリウスは、 159年前の12月8日にヘルシンキの ヘミーリンナで生まれた。
両親はフィンランド人だが、どちらもスウェデン人の 血が交じっていた。 父は外科医でシベリウスが2歳半のときに世を去った。 母は優しく女性的で、3人姉弟だった。
シベリウスは幼少時代から自然を愛し、夢想的な 性格をもっていて、森や湖に遊びに行くことが好きで、 植物や虫を採取することに熱心だった。
5歳ごろからピアノに親しみはじめ、作曲の 真似事もするようになり、15歳になったときに ヴァイオリンを習い始め、姉のピアノ、弟のチェロで 室内楽を楽しんだりした。 シベリウスは91歳まで生きたが、姉は69歳で、 ヘルシンキで精神科医をしていた弟の グスタフは、53歳で世を去った。
シベリウスは1903年に初演された劇音楽 「クオレマ」の付随音楽として、6曲を作曲した。
フィンランド語の「クオレマ」は「死」を意味する言葉で、 ヤルネフェルトの戯曲「クオレマ」が基になっている。
6曲のうち「悲しきワルツ 作品44−1」と 「鶴のいる風景 作品44−2」は演奏されることが多い。

(管弦楽)フィンランド放送交響楽団 (指揮) サカリ・オラモ
♪ 私が聴いた音源 ♪
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