 【 悪魔のスケルツォ ト短調 Op. 39-3 】
アルカン,シャルル・ヴァランタン 〔仏〕 (1813.11.30〜1888.03.29) 74歳

ロマン派のアルカンは、211年前の11月30日に ユダヤ系の家に生まれた。 父も兄弟も音楽家で、皆がアルカンと名乗った。
幼いころから才能をあらわし、ピアノ演奏会の 輝かしい星として社交界でも有名になった。 20歳のときにパリに居を構え、コンサートピアニスト 兼ピアノ教師として活躍をした。
彼の周りには、サロンを通して知り合ったショパンや ジョルッジュ・サンド、リストらがいて、親交を結んだ。 しかし、5年後の1838年に公衆の面前から 姿を消してしまった。
彼が残したほとんどの作品はピアノ曲だが、 1850年代に作曲した「悪魔のスケルツォ」は 「すべての短調による12の練習曲 第3番」で、 アルカンの諸法や、個性の反映した 代表的作品である。
彼の作品が再評価されるようになったのは、 1970年代末に入ってからで、 演奏や録音の機会が多くなった。
アルカンの最期は謎めいていて、宗教書の 研究中に書棚が崩れ、下敷きになったとも、 台所で調理中に倒れたともいわれている。

(ピアノ)ベルナール・リンガイセン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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