 【 ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op. 143 】
リース,フェルディナンド 〔独〕 (1784.11.28〜1838.01.13) 53歳

ベートーベンの弟子で、師の回想録を 出版したリースは、240年前の11月28日に、 ベートーベンの生地のボンで、音楽一家の 息子としてで生まれ、フランクフルトで 53年の生涯を閉じている。
1804年にナポレオンが皇帝に即位したことを 耳にしたときに、ベートーベンが 「あの男も要するに俗人であった。あれも 自分の野心を満足させるために、民衆の権利を 踏みにじって、だれよりも暴君になるだろう」 と叫んだということになっているが、 これは、リースが伝えるところによるものである。
作品は、8つの交響曲、協奏曲、 室内楽曲などを残している。
ヨーロッパ各地で活躍したが、1813年から 24年までの11年間はロンドンに滞在していた。
そのころは、ピアニストとして、作曲家として 円熟期にあたり、3楽章からなる ピアノ、ヴァイオリン、チェロで演奏される 「ピアノ三重奏曲ハ短調」は、ロンドンで 書かれたとされている。
第1楽章 Allegro con brio 第2楽章 Adagio con espressione 第3楽章 Prestissimo

*ベルリン・メンデルスゾーン・トリオ*
(ピアノ) アンドレアス・フレーリヒ (ヴァイオリン)ステファン・ティカール (チェロ) ラモン・ヤッフェ ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|