 【 アンダンテとハンガリー風ロンド Op. 35 】
ウェーバー,カルル・マリア・フォン 〔独〕 (1786.11.18〜1826. 06.05) 39歳 結核\

近年までウェーバーの誕生日は 12月18日とされていたが、現在は洗礼の 記録その他に照らして、ちょうど1ヶ月前の 11月18日が正確な月日とされている。
ウェーバー家は貴族の家柄で、父親は男爵の 爵位を持っていたが、軍人、音楽家、 役人として不安定な生涯を送った。
彼の夢は、モーツァルトの父のように 息子たちを神童に仕上げることだった。 最初の結婚で生まれた2人の息子には 期待した成果は得られなかったが、 50歳を過ぎてからの再婚で生まれた息子の ウェーバーによって、年来の夢は達成した。
父親は、劇場の舞台監督兼楽長のような 仕事をしていたので、ウェーバーも一緒に 各地を転々としながら、父から音楽教育を受けた。
ウェーバーは、1811年にミュンヘン宮廷楽団の ブラントのために「ファゴット協奏曲ヘ長調」を 作曲し、その後もう一曲の協奏曲を構想した。
しかし第1楽章に着手する前に作曲を止め、 2つの楽章をまとめたファゴットと管弦楽のための 「アンダンテとハンガリー風ロンド」を 1813年に発表した。

(ファゴット)クラウス・トゥーネマン (管弦楽) アカデミー室内管弦楽団 (指揮) ネヴィル・マリナー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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