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...... 2024年11月16日 の日記 ......
■ 《 多才な演奏家 》   [ NO. 2024111601-1 ] s

【 ヴィオラ・ソナタ ヘ調 Op. 11の4 】

ヒンデミット,パウル 〔独〕
(1895.11.16〜1963.12.28) 68歳



現代ドイツの代表的作曲家であるヒンデミットは、
第1回オリンピックが開かれた前年の
1895年11月16日、フランクフルト近郊の
ハーナウで生まれた。

少年時代は満足な教育を受けなかったが、
13歳ですでにヴァイオリンの名手といわれるほどになり、
ダンス・バンドなどで自活していて、
後に高等音楽学校で教育を受けた。

彼の音楽の特徴である「常に演奏の楽しみ」
ということを忘れないのは、演奏家としての
経歴と密接に関係している。

非常に多作家な作曲家であったが、指揮者としても
活躍し、教育者・指導者として多くの著作もある。

1934年以降、ナチス政府から弾圧を受け、
トルコ政府に招かれてアンカラで音楽教育に
打ち込むが、やがてスイスに一時移った後、
アメリカに移住した。

第二次世界大戦の後は、ヨーロッパに戻り
大学で教えたが、晩年はスイスに住み、1963年に
マイン河畔のフランクフルトで68年の生涯を閉じた。

彼は、ヴァイオリン、ビオラの演奏家でもあったが、
オーケストラのほとんどすべての楽器の演奏法を
修めていたので、各楽器のソナタを数多く作曲した。

ドイツ第1のヴィオラ奏者といわれたヒンデミットの
「ヴィオラとピアノのためのソナタヘ調」は、
ヴィオラの性能を遺憾なく発揮した革新的な
作品で、3楽章からなり、各楽章の間は
休みなく続けて演奏される。

          第1楽章 幻想曲      
          第2楽章 主題と変奏    
          第3楽章 変奏曲をもった終曲




(ヴィオラ)ユーリ・ヴァシュメット 
(ピアノ) スヴャトスラフ・リヒテル
        ♪ 私が聴いた音源 ♪




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