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...... 2024年11月02日 の日記 ......
■ 《 名コンビ 》   [ NO. 2024110201-1 ] v

【 歌曲「からたちの花」】

山田耕筰 〔日〕
(1886.06.09〜1965.12.29) 79歳《 名コンビ 》

北原白秋 〔日〕
(1885.01.25〜1942.11.02) 57歳



「からたちの花」の作詞者の北原白秋は、
山田耕筰が生まれる1年前の明治18年に
柳川(福岡県)で生まれた。

詩人、歌人、童謡作家として活躍したが、
50歳を過ぎて糖尿病のため視力が衰え、
薄明の世界に入り、昭和17年11月2日、
57年の生涯を閉じた。

作曲家の山田耕筰は日本楽界最大の指導者で、
歌劇、交響曲、ピアノ曲など多くの作品を
作曲したが、特に歌曲に名品が多い。

東京音楽学校本科声楽家を卒業後、ドイツに渡り、
ベルリン高等音楽学校で作曲を学んだ。
帰国後、わが国最初の交響楽団である
東京フィルハーモニー管弦楽団を組織した。

親友だった二人のコンビの曲は、他にも
「この道」「ペチカ」など数多くある。



からたちの花

からたちの花が咲いたよ 
白い白い花がさいたよ

からたちのとげはいたいよ 
青い青い針のとげだよ

からたちは畑の垣根よ 
いつもいつもとおる道だよ

からたちも秋はみのるよ 
まろいまろい金のたまだよ

からたちのそばで泣いたよ 
みんなみんなやさしかったよ

からたちの花が咲いたよ 
白い白い花が咲いたよ

大正14年1月10日の作である「からたちの花」は
少年の、自然を愛する優しい心持を歌い、
詩を読むように作ってあるのが魅力である。





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