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...... 2024年11月01日 の日記 ......
■ 《12カ月》   [ NO. 2024110101-1 ] ch

【 ピアノ組曲「四季」Op. 37a 】

チャイコフスキー,ピョトル・イリイチ 〔露〕
(1840.05.07〜1893.11.06) 53歳 コレラ



1875年12月にペテルブルグで、ベルナルドに
よって音楽雑誌「ヌーヴェリスト」が発刊され、
翌年の1月から12月にかけて、 月々の特色に
マッチしたロシアの詩を選び、その詩の性格を
描写したピアノ曲を載せるために、
チャイコフスキーは作曲を依頼された。

そして作られたのが、「12ヶ月の性格的小品」
という副題がついてた12曲の「四季」である。
1876年の11月に書き上げられた。
6月の「舟歌」と11月の「トロイカ」はとくに有名である。

      第1番  1月 炉端にて
              (アレキサンドル・プーシキン)
      第2番  2月 謝肉祭
              (ピョートル・ヴァゼムスキー)
      第3番  3月 ひばりの歌
              (アポロン・マイコフ)
      第4番  4月 松雪草
              (マイコフ)
      第5番  5月 白夜
              (アタナシイ・フェート)
      第6番  6月 舟歌
              (アレクセイ・プレシチェーエフ)
      第7番  7月 刈り入れの歌
              (アレクセイ・コリツォフ)
      第8番  8月 収穫の歌
              (コリツォフ)
      第9番  9月 狩りの歌
              (プーシキン)
      第10番 10月 秋の歌
              (アレクセイ・トルストイ)
      第11番 11月 トロイカ
              (ニコライ・ネクラーソフ)
      第12番 12月 クリスマス
              (ヴァシーリー・ジェコーフスキー)

チャイコフスキーといえば、フォン・メック夫人との
関係が有名だが、彼女は夫の莫大な遺産で暮らしていた
未亡人で、チャイコフスキーを崇拝し、
毎年6000ルーブルのお金を13年間送り続けた。
それは「四季」が書かれた1876年からのことである。

この教養深い夫人との文通による交際は
チャイコフスキーが50歳まで続いたが、
ただ1度の偶然のめぐり会いをのぞいて、
一生涯2人は1度も面会することはなかった。




(ピアノ)シェン・ユエン
     ♪ 私が聴いた音源 ♪




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