 【 ガランタ舞曲 】
コダーイ,ゾルターン 〔洪〕 (1882.12.12〜1967.03.06) 84歳

コダーイの生涯は、作曲とマジャール(ハンガリー) 民謡の研究、その民謡に基ずく国民的な音楽教育の 3つの大きな分野に捧げられた。
ウィーンとブタペストをつなぐ沿線の町の ガランタはハンガリー東北部にあり、コダーイが 幼いときの7年間住んだところである。 ここで、しばしばジプシーの演奏を聴いたのが、 彼の接した最初の「管弦楽的なひびき」 であったという。
管弦楽曲の「ガランタ舞曲」は、1933年に ブタペスト・フィルハーモニー協会の創立80周年 記念のために依頼され作曲した。
ガランタに伝わる民謡を題材にしているが、 ハンガリー民謡よりも、ジプシー音楽を より多く素材としており、きわめて華麗な、 演奏家気質的なスタイルで書かれている。
全体は、導入部と3つの舞曲が間奏によって 中断なく演奏され、何度も現れる 「ハンガリアン・ラプソディー」風の舞曲は、 切々とうったえるものがある。
作曲をした年の10月23日にドホナーニの 指揮により初演された。
T Lento - Maestoso U Allegretto moderato V Allegro con moto, grazioso W Allegro X Allegro vivace

(管弦楽)ロンドン交響楽団 (指揮) イシュトヴァン・ケルテス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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