 【 歌劇「タンホイザー」】
ワーグナー,リヒャルト 〔独〕 (1813.05.22〜1883.02.13) 69歳 心臓障害

歌劇「タンホイザー」の原題は 「タンホイザーおよびヴェルトブルクの歌合戦」で、 「3幕からなるロマン的なオペラ」という 副題がついている。
中世の伝説に基づき、ワーグナー自身がで 台本を作り、総譜は1845年に完成し、その年の 10月19日にワーグナー自身のの指揮により、 ドレスデンの宮廷劇場で初演された。
しかし、そのとき聴衆の好意的な反応にもかかわらず、 彼は物語の展開が分かりづらいと感じ、 その後第1幕を中心に2度にわたって手を加えた。
1961年にパリで再演したが、オペラ座の 支配人のロワイエの要求があり、当時の パリの趣味に従い、バレエの場面を取り入れた。
ドレスデン版とパリ版の2種の台本があるが、 現在では改訂版による上演が主流になっている。
13世紀初頭のアイゼナッハのワルトブルク城を 背景に、ミンネゼンガー(吟遊詩人)の タンホイザーは、彼を愛する城主の娘のエリザベートと 清い愛情を交わしているにもかかわらず、 官能の愛を求め妖艶なヴァーヌスの虜になる。 タンホイザーの精神的葛藤を浮きぼりにし、 霊と肉との激しい闘争を描いた作品である。

タンホイザー - 序曲
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ヘルベルト・フォン・カラヤン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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