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...... 2024年10月18日 の日記 ......
■ 《 列福式のために 》   [ NO. 2024101801-1 ] v

【 コラール・ミサ曲 】

グノー,シャルル 〔仏〕
(1818.06.17〜1893.10.18) 75歳



グノーの祖先はルイ十六世に仕えた名門の出身で、
父は有名な画家、母はピアノをよくした芸術的環境に
育ち、幼少のころからから母に音楽を教わった。

パリ音楽院に入学して3年後の1839年に、
カンタータ「フェルナンドで」ローマ大賞を獲得し、
すぐにイタリアに留学した。
その帰途ドイツ、オーストリアを訪ね、シューマンの
作品を知り心をひかれたが、またメンデルスゾーンの
演奏するバッハのオルガン曲にも魅入らされた。

その後神学の研究に没頭し、ミサ曲や
レクイエムなどの宗教音楽を作曲した。
32歳のときに最初の歌劇「サフォー」を書き、
オペラ作曲家としての第一歩を踏み出した。

1880年にはフランスで最高位の
レジオン・ドヌール勲章を授与されたが、
晩年の10年間は静かな生活を愛し、いくつかの
宗教曲を作曲し、131年前の10月18日に、
生地のパリで75年の生涯を閉じた。

「コラール・ミサ曲」は、カトリックの教育者の
ル・ラ・サルを記念する儀式の列福式のために
作曲され、1888年にフランス北東部の
ランスの大聖堂で初演された。

グレゴリア聖歌の歌い出しの部分の
イントナツィオが冒頭でオルガンにより演奏され、
曲全体に重要な役割を果たしている。



       (合唱)  ローザンヌ声楽アンサンブル
       (オルガン)マリー・クレール・アラン 
       (指揮)  ミシェル・コルボ     
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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