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...... 2024年10月07日 の日記 ......
■ 《 土俗的なリズム楽 》   [ NO. 2024100702-1 ] co

【 ヴァイオリン協奏曲 第2番 Op. 61 】

シマノフスキ,カロル 〔ポーランド〕
(1882.10.06〜1937.03.29) 54歳



ショパンが亡くなってから、33年後にウクライナで
生まれたシマノフスキは、低迷していた
ポーランド音楽に活を入れ、最終的には自国の
民族様式を確立した近代ポーランド最大の
作曲家として知られている。

当時ロシア帝国の支配下にあったポーランドは、
1095年のロシアの革命騒動を機に、
民族独立の運動を開始し、作家や音楽家、
物理学者のキュリー夫人などがこの動きに加担した。

その年に結成された「若いポーランド」は、
保守的な音楽から脱却して、新しい二十世紀的な
ポーランド音楽の創造を目ざしていて、
シマノフスキもメンバーの一人だった。

彼の初期の音楽は、ショパン、スクリャービン、
ブラームス、R・シュトラウスなどの影響がみられるが、
やがてドビュッシーの印象主義を知り、ラヴェルに
傾倒し、その中から個性的な方向を見いだしていった。

シマノフスキはヴァイオリン協奏曲は2曲書いた。
ヴァイオリン作品の多くは、同じポーランド出身の
ヴァイオリン奏者パウル・コハンスキのために書かれた。

コハンスキは作曲にあたり、数々の助言を行い、
二つの協奏曲では、重要な役割をはたす、
カデンツァを作っている。

「協奏曲第2番」は、ポーランド南部のバトラサンチの
町のポドハレ地方の山人の民謡を基にした
土俗的なリズムが感じられる。

      第1楽章 Moderato, molto tranquillo
      第2楽章 Allegramente, molto energico
      第3楽章 Andantino, molto tranquillo
      第4楽章 Tempo 1




(ヴァイオリン) トーマス・ツェートマイアー
(管弦楽)    バーミンガム市交響楽団  
(指揮)     サイモン・ラトル     





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