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...... 2024年09月28日 の日記 ......
■ 《 独立独歩の人 》   [ NO. 2024092801-1 ] or

【 組曲「サロメの悲劇」Op. 50 】

シュミット,フロラン 〔仏〕
(1870.09.28〜1958.08.17) 87歳



ドイツ系のシュミットは、154年前の
9月28日にロレーヌ地方のブラモンで生まれた。
パリ音楽院でフォーレとマスネーに師事し、
1900年にカンタータ「セミラミス」で
ローマ大賞を受賞している。

作風は、ドイツ風な重厚さとフランス風な
華麗さが自然にとけあい、
独特なロマンティシズムがみられる。
伝統的な書法を重んじ、オリジナリティ溢れる
作風を堅持したことから、
アンデバンダン(独立独歩の人)の人と呼ばれた。

1936年にはパリ音楽院の院長になり、
フランスにおける近代音楽と現代音楽の
橋渡し役となった。

「サロメの悲劇」は、2幕7場の「ドラム・ミュエ」
(黙劇=せりふをはなく、身ぶりだけで
劇的な表現をする)
として、ロベール・デュミエールの台本で
1907年に作曲されたが、後に大編成管弦楽用に
改作をし、交響的舞踊組曲「サロメの悲劇」
として作られ、彼の代表的傑作となった。

第1部

1、序曲   
2、真珠の踊り

第2部

1、海上の誘惑
(「アイサの歌」は死海沿岸で歌われる民謡)
2、稲妻の踊り
3、恐怖の踊り

この曲はストラヴィンスキーに献呈された。




(管弦楽)フランス放送管弦楽団
(指揮) ジャン・マルティノン
     ♪ 私が聴いた音源 ♪





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