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...... 2024年09月25日 の日記 ......
■ 《 現代のモーツァルト 》   [ NO. 2024092501-1 ] sy

【 交響曲 第1番 ヘ短調 Op. 10 】

ショスタコービッチ,ディミトリー 〔ソ〕
(1906.09.25〜1975.08.09) 68歳 肺癌



二十世紀を代表する大作曲家の
ショスタコービッチはペテルブルクの鉱山技師の
家庭に118年前の9月25日生まれた。
父は大の音楽愛好家、母はペテルブルク音楽院
出身のピアニストで、彼は母からピアノの手ほどきを
受け、後にペテルブルク音楽院で学んだ。

マーラー以降の最大の交響曲作曲家として、
ベートーベンやブラームス、マーラーらと並ぶ交響曲の
大家として15曲の交響曲を書いた。

    交響曲 第1番 ヘ短調 作品10  (1925年)
    交響曲 第2番 ロ長調 作品14「十月革命に捧ぐ」(1927年)
    交響曲 第3番 変ホ長調 作品20「メーデー」 (1929年)
    交響曲 第4番 ハ短調 作品43  (1936年)
    交響曲 第5番 ニ短調 作品47  (1937年)
    交響曲 第6番 ロ短調 作品54  (1939年)
    交響曲 第7番 ハ長調 作品60「レニングラード」(1941年)
    交響曲 第8番 ハ短調 作品65  (1943年)
    交響曲 第9番 変ホ長調 作品70 (1945年)
    交響曲 第10番 ホ短調 作品93  (1953年) 
    交響曲 第11番 ト短調 作品103 (1905年) 
    交響曲 第12番 ニ短調 作品112 (1017年) 
    交響曲 第13番 変ロ短調 作品113「バビ・ヤール」(1962年)
    交響曲 第14番 ト短調 作品135「死者の歌」(1969年)
    交響曲 第15番 イ短調 作品141 (1971年)
           
19歳のときに作曲した卒業作品の
「交響曲第1番」は、 翌年の5月12日に初演され、
「現代のモーツァルト現る」といった賛辞につつまれた。
その後、わずかの間に世界中の演奏会場に広がり、
「ソヴィエトの生んだ最初の天才」として、
注目され、出世作となった。

4楽章で構成され、ピアノが重要な役割をしていて
ピアノ協奏曲風な作品となっている。

几帳面で古典的だが、新しい音感の追求、簡潔で
透明な書法、新鮮で軽妙洒脱な味わいなど、
巧みな管弦弦楽法を駆使している。

ロマン的な情感に満ちあふれた美しい第3楽章は
「愛と死と願望と予感と」という言葉に
象徴されていて、チャイコフスキーとワーグナーの
「トリスタンとイゾルデ」を連想させる。

      第1楽章 Allegretto - Allegro non troppo
      第2楽章 Allegro
      第3楽章 Lento
      第4楽章 Lento - Allegro molto



(管弦楽)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ウラディーミル・アシュケナージ  
           ♪ 私が聴いた音源 ♪





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