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...... 2024年09月16日 の日記 ......
■ 《 女性指揮者 》   [ NO. 2024091601-1 ] s

【 平均律クラヴィーア曲集 BWV 846-893 】

バッハ,ヨハン・セバスティアン 〔独〕
(1685.03.21〜1750.07.28) 65歳

ブランジェ,ナディア 〔仏〕
(1887.09.16〜1979.10.22) 92歳



作曲家、オルガン奏者、教育者、また初めての
女性指揮者としても活躍したナディア・ブランジェ,は、
131年前の9月16日にパリで生まれた。

父は、1835年にローマ賞を受賞した作曲家で、
パリ音楽院で学んたナディアは、1908年の
ローマ賞の2位を受賞している。

1913年に女性として初めてローマ大賞を受賞した
リリー・ブランジェは、6歳年下の妹で、病弱のため
24歳で世を去ったが、彼女は92歳と長寿だった。

生涯独身だったが、晩年は、モナコ公の礼拝堂の
楽長をつとめている。

ナディアが音楽的に最も影響を受けたのは
フォーレだったが、教育者としてのナディアは、
コープランドやバーンスタインなど、多くの作曲家を
育てていて、厳格な音楽教育者だった。

門下生にはバッハの「平均律クラヴィーア曲集」を
暗譜することと、バッハが行っていたようにフーガを
即興演奏できるようになることを要求した。

バッハの「クラヴィーア曲集」は音楽史上
もっとも重要な作品群のひとつで全2巻ある。

第1巻 BWV 846-BWV 869
第2巻 BWV 870-BWV 893

長短24調による48の前奏曲とフーガからなり、
ベートーベンのソナタがピアノの新約聖書なら
バッハの平均率クラヴィーア曲集はピアノの旧約聖書だと、
ハンス・フォン・ビューローは賞賛している。

その作品の多くはケーテンの宮廷楽長時代に
息子や弟子の教育のために作られた練習曲だが
非常に美しく、また難易度も高い。

バッハの時代にはピアノはまだ普及してなくて
チェンバロやクラヴィコードのために書かれた。
(クラヴィーアはオルガン以外の鍵盤楽器の総称)

情熱的な前奏曲と静かな情緒をたたえたフーガは、
後にリストがピアノ用に編曲している。





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