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...... 2024年09月15日 の日記 ......
■ 《 編曲 》   [ NO. 2024091501-1 ] sy

【 交響曲 ハ短調(2台ピアノ編)】
         
ワルター,ブルーノ 〔独→米〕
(1876.09.15〜1962.02.18) 85歳



マーラーの愛弟子で、マーラー演奏の
第一人者でもある名指揮者のワルターは、148年前の
9月15日にユダヤ人の子としてベルリンで生まれた。

ベルリンの音楽院で学んだ後、各有名な歌劇場の
指揮者として活躍したが、ナチスの台頭後は
フランスを経てアメリカに亡命した。

戦争終結後、大陸に戻ることはせず、日本には
一度も来日することなく、カリフォルニアの
ビバリー・ヒルズで85年の生涯を閉じた。

温厚で優雅なワルターの演奏は、自然の息吹を
感じさせながら、人生の哀しみやはかなさも失わない、
奥の深いものだった。

マーラーのの交響曲は規模が大きくて、声楽を
必要とするものがあるが、この第2番で使われて以後、
交響曲でしばしば声楽を用いるようになった。

また、構成的にも伝統的な4楽章制ではなくて、
5つの楽章をもっている。
このように、マーラー風の巨大さへの傾向の最初の
作品がこの交響曲であるといってもよい。
素朴な叙情性、線的対位法の愛好、民謡風な
旋律の使用などはマーラー的な特徴をもち、
野心的で意欲的な作品である。

「復活」は、クロプシュトックの「復活」という
讃歌に由来する。

第5楽章のクライマックスは「生きるために死す。
汝わが心よ。汝は瞬時にして復活せん」と
復活の主題が歌われ、力強い崇高な響きの中で、
ゆっくりと締めくくられている。

この「交響曲 ハ短調」を、ワルターは2台のピアノ用に
編曲している。

       第1楽章 Allegro maestoso
       第2楽章 Andante moderato
       第3楽章 In ruhig fliessender Bewegung
       第4楽章 Urlicht
       第5楽章 Finale: In Tempo des Scherzos



(ピアノ) 中澤真麻        
(ピアノ) スールード・アタヴァーレ
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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