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...... 2024年09月12日 の日記 ......
■ 《 クララへの愛 》   [ NO. 2024091201-1 ] v

【 歌曲集「ミルテの花」より 】

シューマン,ローベルト・アレクサンダー〔独〕
(1810.06.08〜1856.07.29) 46歳

シューマン,クララ 〔独〕
(1819.09.13〜1896.05.20) 76歳



1840年は「歌の年」といわれ、シューマンの
重要な歌曲はほとんどこの年に作られ、
その数は100曲以上におよんでいる。

強く刺激を与え、原動力を与えたのはクララへの愛で、
彼の歌曲集は、彼の恋の日記のようなものだった。

その年の9月12日には、クララと結婚式をあげたが、
前日の9月11日にクララに捧げられたのが、
この歌曲集である。

歌曲集「ミルテの花」は、クララとの結婚を想いつつ
2月にライプチヒで書かれたもので、26曲からなる。

歌詞は、ゲーテ、リュッケルト、バイロン、ムーア、
ハイネ、バーンズ、モーゼンの作からとられている。
全体には一貫した思想もなく、各曲間に音楽的な
関連もないが、抒情的で恋愛に関係のある歌である。

ピアノ伴奏の扱い方、全体の抒情性、民謡風な
親しみやすさ、語るような旋律の運びなど、
シューマンの特徴がみられる、

ミルテの花は、長春樹とか天人花、桃金嬢などと
訳される花で、香り高い白い花を咲かせ、
花嫁の装飾に使われ、純潔をあらわす。

        第1曲  献呈 (リュッケルト)
        第3曲  くるみの木 (モーゼン)
        第7曲  はすの花 (ハイネ)
        第8曲  おまもり (ゲーテ)
        第18曲 広場を風が (ムーア)
        第24曲 君は花のごと (ハイネ)
        第25曲 東方のばらより (リュッケルト)



(テノール)ペーター・シュライアー
(ピアノ) ノーマン・シュトラー 
       ♪ 私が聴いた音源 ♪


9/13に
【 ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op. 63 】




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