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...... 2024年09月03日 の日記 ......
■ 《 調性の放棄 》   [ NO. 2024090301-1 ] or

【 5つの管弦楽曲 Op. 16 】

シェーンベルク,アルノルト 〔墺→米〕
(1874.09.13〜1951.07.13) 77歳



ベルクと共に「無調の音楽」「12音音楽」の
手法を生み出し、二十世紀の音楽に
大きな影響を与えたシェーンベルクが、
調性の放棄の時代の初めにあたる
1909年に作曲した「5つの管弦楽曲作品16」は、
純粋な大管弦楽曲としては唯一のものである。

「管弦楽のための5つの小品」とも呼ばれ、
後にベルク(1885〜1935)の
「管弦楽のために3つの小品」
ヴェーベルン(1883〜1945)の
「管弦楽のための6つに小品」
ホルスト(1874〜1934)の
「惑星」などに影響を与えている。

楽器編成は曲ごとに多少異なるが、
大体4管編成になっていて、打楽器は比較的少なく、
特にティンパニーは第1曲で用いられるだけである。

各曲には暗示的な標題がつけられている。

第1曲 予感      
第2曲 過ぎ去りしもの 
第3曲 色彩      
第4曲 大団円     
第5曲 オブリガート叙唱

1912年9月3日にロンドンで初演されたが、
10年後に改訂された。
さらに、1949年には小管弦楽版も作られている。



(管弦楽)シドニー交響楽団 
(指揮) エド・デ・ワールト
     ♪ 私が聴いた音源 ♪



     

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