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...... 2024年09月02日 の日記 ......
■ 《 イギリス風 》   [ NO. 2024090201-1 ] sy

【 交響曲 第2番 】

ウォルトン,ウィリアム 〔英〕
(1902.03.29〜1983.03.08) 80歳



二十世紀のイギリス音楽を代表するウォルトンは、
ほとんど独学で作曲家になった。

ジャズやラテン音楽など、様々な音楽を
巧みに吸収し消化した。
新鮮かつ大胆なリズム・和声を用いて
表情豊かで親しみのある作品を生み出した。

豊かな情感と壮大な雄渾多感な表現を
好んだこと、明晰な調整感を好んだことから、
新ロマン主義の作曲家とみなされるが、客観的で
端正な表現は新古典主義の発想でもある。

多くの映画音楽も作曲したが、
ローレンス・オリビエが製作・監督・主演した
「ヘンリー五世」(1945年)
「ハムレット」(1947年)
「リッチャード三世」(1955年)
の三部作は傑作とされる。

ウォルトンの音楽は、豊かな抒情性と新鮮な
ハーモニーが特徴で、バイオリン、ビオラ、
チェロの協奏曲、オラトリオ、歌劇、管弦楽曲など、
イギリス風の中庸と機知に富み、
親しみ深い作品を残している。

交響曲は2曲書き、その後もう1曲構想を
練っていたもののの第3番は
完成されることはなかった。

第2番は、3つの楽章からなり、大編成の
オーケストラで演奏される。
洗練された管弦楽法の精巧で成熟した作品で、
第3楽章では、12音技法による
音列操作が行なわれている。

ロイヤル・フィルハーモニー協会の委嘱作品で
1960年9月2日にエジンバラ音楽祭において
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
により初演された。

       第1楽章 Allegro molto
       第2楽章 Lento assai
       第3楽章 Finale: Passacaglia - Coda: Scherzando



(管弦楽)ロンドン交響楽団  
(指揮) アンドレ・プレヴィン
     ♪ 私が聴いた音源 ♪





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