[PREV] [NEXT]
...... 2024年08月12日 の日記 ......
■ 《 卓越したオルガン奏者 》   [ NO. 2024081201-1 ] or

【 宗教曲集「サクラ・シンフォニア」】
    
ガブリエリ,ジョヴァンニ 〔伊〕
(1557?〜1612.08.12) ?歳
       

         
十六世紀ヴェネツィア楽派の頂点に立っていた
ガブリエーリは、1557年頃ヴェネツィアで
生まれ、ヴェネツィア楽派の創立者である伯父の
アンドレア・ガブリエーリのもとで音楽教育を受けた。

18歳のときに、バイエルン選帝侯の宮廷礼拝堂に
行き、そこで数年間偉大な音楽家ラッスルの
助手として活躍した。

27歳?のときに、当時オルガニストの地位として
もっとも重視されていた、ヴェネツィアの
サン・マルコ大聖堂の第2オルガニスト奏者となり、
2年後に伯父の死後第1オルガン奏者に任命され、
生涯その地位にとどまった。

これは、彼が卓越したオルガン奏者であったことを
物語っていて、彼のもとには優秀な
弟子が集まってきた。

彼の作品は、伯父のアンドレアが開拓した道を
さらに押し進めて、ヴェネツィア楽派を
最高の頂に押し進めた。

作品の特徴として、和声と音色の輝かしい
色彩効果や声と楽器の大胆なかけあい、
リズムとダイナミックスを巧みに対比させつつ
全体のバランスを保っていることなど、
絢爛豪華な絵画を思い起こさせる。

器楽の分野では、後のバロック・ソナタを生み出す
様式原理を開拓している。

1597年に作られた宗教曲集「サクラ・シンフォニア」は、
影響力のある曲集で、ヨーロッパ中の作曲者が
ヴェネツィアのガブリエリのもとに集まってきた。

1606年ごろから体調を悪くして、1612年の
8月12日に腎結石の悪化から世を去った。





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: