 【 ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ短調 Op. 73 】
アレンスキー,アントン・ステパノヴィチ 〔露〕 (1861.08.11〜1906.02.25) 45歳 結核

グラズノフよりも4年早い1861年8月11日に ノヴゴロトで生まれたアレンスキーは、 ペテルブルグ音楽院でリムスキー=コルサコフに学び、 卒業後はモスクワ音楽院の教授になった。
門下からラフマニノフ、グリエール、 スクリャービンなどの逸材を輩出している。
34歳からは、バラキレフのあとを継いで ペテルブルグ王室礼拝堂指揮者となったが、 結核にかかり、晩年をフィンランドのサナトリゥムで 過ごし、そこで45年の生涯を閉じた。
哀愁をおびた叙情的な作風を特徴とする彼の音楽は、 チャイコフスキーに通ずるところがある。
アレンスキーは「ピアノ三重奏曲」を2曲書いて いるが、亡くなる1年前に書いた第2番は、 交響曲のようなスケールの大きな作品となっている。
この曲の第4楽章はテーマと 6つの変奏曲で作られている。
第1楽章 Allegro moderato 第2楽章 Romance: Andante 第3楽章 Scherzo: Presto 第4楽章 Tema con variazioni Variation1: Un poco più mosso Variation2: Allegro Variation3: Allegro moderato Variation4: Allegro Variation5: Tempo di valse Variation6: Allegro

(演奏)ボザール・トリオ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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