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...... 2024年08月06日 の日記 ......
■ 《 夢幻的で空想的 》   [ NO. 2024080601-1 ] or

【 劇付随音楽「夏の夜の夢」Op. 61 】
              
メンデルスゾーン,ヤーコブ・ルードヴィヒ
              フェリックス 〔独〕
(1809.02.03〜1847.11.04) 38歳
                 

      
イギリスの文豪シェイクスピア(1564〜1616)の
戯曲「真夏の夜の夢」は、真夏の夜の幻想を描く
おとぎ話的な喜劇で、詩とユーモアにみちた
楽しい戯曲である。

この劇には所々に音楽が用いられるが、原作には
使用楽曲についての指定はなく、あり合わせの曲を
用いていたが、今では一般にメンデルスゾーンの
作った有名な劇中音楽が使われている。

「序曲」他13曲からなっているが、メンデルスゾーンが
17歳のときに、4つ年上で優秀なピアニストの
姉のファニーとともに、シュレーゲルおよびティークの
ドイツ訳の戯曲をはじめて読み、
「真夏の夜の夢」序曲が作曲された。
完成したのは1826年8月6日のことだった。

初めピアノ連弾の曲として作られ、ファニーと
二人で演奏したが、後に管弦楽曲に作曲された。
夢幻的な空想的な気分をよくあらわした傑作である。

序曲以外の劇中音楽は、17年後にプロシア国王
フリードリヒ・ウィルヘルム四世の命によって
作曲されたものである。

その13曲の中から、「序曲」「スケルツォ」
「間奏曲」「夜想曲」「結婚行進曲」の5曲を、
交響楽演奏会の曲目として演奏されることが多い。
中でも「結婚行進曲」は、今日多くの結婚式で
つかわれている。

戯曲の「真夏の夜の夢」の真夏は、1年中で
最も昼の長い夏至の頃の聖ヨハネ祭(6月24日)の
前夜を指していて、西洋ではその夜いろいろな
幻想的な怪異がおこるという俗信がある。



(管弦楽)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
(指揮) リッカルド・シャイー         
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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