 【 歌劇「ミニョン」序曲 】
トマ,シャルル・ルイ・アンブロワーズ 〔仏〕 (1811.08.05〜1896.02.12) 84歳

213年前の8月5日フランスのメッツで生まれた トマは、幼少のころ父親からバイオリンとピアノを習い、 後にパリ音楽院で学んだ。
21歳のとき、カンタータ「エルマンとケティ」で、 ローマ大賞を受賞し、イタリア、ウィーンを訪れ、 4年後にパリに戻り、オペラを中心に 活発な作曲活動を始めた。
40歳でパリ音楽院の教授に、60歳で同院長となり、 オペラ、バレー音楽、室内楽曲、宗教合唱曲、 歌曲などの作品を書いた。
55歳のときに作曲した「ミニョン」は 十九世紀フランスの歌劇の中では名作として 知られるが、この中の名歌曲「君よ知るや南の国」と 「ポロネーズ」によって有名である。
序曲は、この2つの名歌曲の旋律を中心として 作られているため、独立して演奏されることが多い。
この曲はゲーテ(1749~1832)の小説の 「ウィリヘルム・マイスターの修業時代」を題材に、 ジプシーに誘拐された少女ミニョンを中心に 作りあげたもので、第3幕からなっている。

(管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団 (指揮) ミシェル・プラッソン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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