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...... 2024年06月06日 の日記 ......
■ 《 民族音楽 》   [ NO. 2024060601-1 ] or

【 バレエ組曲「ガイーヌ」】

ハチャトゥリアン,アラム・イリイチ 〔露〕
(1903.06.06〜1978.05.01) 75歳



現代ソ連音楽を代表するハチャトゥリアンは、
121年前の6月6日(グレゴリオ暦)に
グルジアの首都トレビシで生まれた。
両親は、その少し前にアゼルバイジャンから
移住してきたばかりで、 製本屋をしていた。

両親はアルメニア人で、彼が生まれる少し前に
アゼルバイジャンから移住してきたばかりで、
製本屋をしていた。

19歳のときににグネシン音楽専門学校に入るまで、
正規の音楽教育は何も受けてなかったが、
外コーカサス地方の様々な民族音楽に親しむ
機会は多くあり、彼の音楽性を考える上で、
これらの民族の要素は重要な意味をもっている。
音楽学校では初めにチェロを、ついで作曲を学んだ。

初期には、ラヴェルやストラヴィンスキーに
傾倒したが、それは民族性や土俗性の
消化の仕方への興味からで、大家からの刺激によって、
彼の生国とアルメニア人の民族的・種族的伝統を
再現することに心をそそいだ。

アルメニア人作曲家として、アルメニアをはじめ、
カフカス、中央アジアなどのソ連の非ヨーロッパ民族の
民族音楽を素材として、リズム感にあふれた
生命力のある作品を書いた点で、
特筆されるべき作曲家である。

「アルメニア共和国国歌」は、
ハチャトゥリアンが作曲している。

26歳でモスクワ音楽院に入り、ミャスコフスキーに
学んだが、30歳のときに彼の弟子で
フランス印象派のスタイルをもっている
女流作曲家のニーナ・マカロワと結婚した。

1948年の共産党による作曲家批判の対象になり、
それ以後は、バレ−音楽以外は
重要な作品を残していない。

3幕6場のバレエ曲「ガイーヌ」は、
1942年に初演され、絶賛を薄した。
アルメニアにある、ソヴィエト時代の集団農場
(コルフォーズ)を舞台に、英雄的な女性
ガイーヌが力強く生きる姿が描かれている。
「剣の舞」は、 冒頭に踊られる。

翌年、原典版をもとに演奏会用管弦楽曲として
バレエ組曲「ガイーヌ」第1組曲、第2組曲、
第2組曲の3つが作られた。

第1組曲の最初の曲の「剣の舞」は、
山地住民であるクルド族が出陣する際の音楽で、
強烈なリズムをもち、ジャズなどにも作曲され、
親しまれている。

第1組曲 剣の舞       
第2組曲 バラの乙女たちの踊り
第3組曲 レズギンカ舞曲   



(管弦楽)ボリショイ劇場管弦楽団   
(指揮) エフゲニー・スヴェトラーノフ
        ♪ 私が聴いた音源 ♪






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