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...... 2024年05月29日 の日記 ......
■ 《 スペインの民謡 》   [ NO. 2024052901-1 ] s

【 スペインの歌 Op. 232 】
 
アルベニス,イサーク 〔西〕
(1860.05.29〜1909.05.18) 48歳
 

  
近代スペインの大作曲家の一人にあげられる
アルベニスは、164年前の5月29日に
カタロニアのカンプロドンで生まれた。

4歳で早くも最初のピアノ公開演奏を行い、
大きな成功をおさめたといわれ、6歳のときに
パリに行ったが、音楽院の入学は許可されなかった。

7歳で、マドリード音楽院に入学し、
12歳の年にピアノ科を1等賞で卒業した。

その後14歳でライプチヒ音楽院に入学するまで、
一人でコスタリカからアメリカ大陸まで
演奏して歩いたといわれ、恐るべき生活力と
独立意志であった。

18歳のときに、ブタペストでリストに教えをうけ、
大きな収穫をえた。
彼は絶えず夢を追い続け、生涯旅人だった。

このあたりのことは、古い書物に書かれていて、
事実は定かでないともいわれている。

アルベニスは演奏家、ピアノ教師として
活躍していたが、作曲活動も精力的に行った。
彼の作品はピアノ曲、オペラ、管弦楽曲、歌曲など
500曲にも及ぶが大多数は未刊のままで、
しかも多くの作品が失われてしまい、
残されているものは数少ない。

10年来病んでいた腎臓病のため
転地先のピレネーで不帰の客となり、
バルセロナに埋葬された、

5曲からなるピアノ小曲集の「スペインの歌」は、
1896年ごろに作られ、アルベニスのピアノ曲の中でも、
もっともポピュラーな作品で、ギターの演奏にも
通じるような表現方法を用いた
色彩感豊かな曲である。

第1曲 プレリュード        
第2曲 オリエンタル        
第3曲 椰子の木陰で(スペイン舞曲)
第4曲 コルドバ          
第5曲 セギディリャ        

アルベニスの音楽の基調は、スペインの民謡と
ギターに、表現の基調はピアノにあった。
しかし、ギターのための作品は1曲も残していない。

「スペインの歌」や「スペイン組曲」などの音楽を、
ギタリストのセゴビアの巧みな編曲によって、
ギターの名曲としてレコーヂィングされ、
親しまれている作品がが多くある。

フランス共和国大統領だった
ニコラス・サルコジ氏の元妻セシリアは
アルベニスのひ孫にあたる。



(ピアノ)アリシア・デ・ラローチャ
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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