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...... 2024年05月21日 の日記 ......
■ 《 ウィンナ・オペレッタの父 》   [ NO. 2024052101-1 ] or

【 喜歌劇「ウィーンの朝・昼・晩」序曲 】

スッペ,フランツ・フォン 〔墺〕
(1819.04.18〜1895.05.21) 76歳



スッペの父の家系はベルギー系貴族で、
父は官吏をしていて、スパーラト港停泊中の
船内で生まれた。
少年時代からフルートの演奏に長じ、
14歳のときにはミサ曲を作曲している。

大学に入学した後父が亡くなり、ウィーンに
移り住んで、ウィーン音楽院で学んだ。

21歳からウィーンの各劇場で楽長として、
45歳から亡くなるまでの31年間は、
レオポルトシュタット劇場で通俗劇の
劇中音楽などの指揮者として活躍した。
129年前の5月21日にウィーンで世を去った。

音楽喜劇のオペレッタ(喜歌劇)は、
オッフェンバックに代表されるフランスの
オペレッタと、ウィーンのオペレッタの2つの
系統があるが、ウィンナ・オペレッタの
開祖ともいえるのがスッペである。

スッペはオペレッタや多くの劇付随音楽を作り、
劇音楽の作曲家として成功したが、こんにちでは
オペレッタを全曲通して演じることは少なく「軽騎兵」
「詩人と農夫」などの序曲は広く親しまれている。
今では序曲しか演奏されない。

ウィーン風の優雅な感触とイタリア風の明快な
旋律に加え、軽快なリズムは、ひろく人気を集め、
彼の劇場音楽は一世を風靡した。
211曲にものぼる歌劇や喜歌劇を残している。

25歳のときに書いた「ウィーンの朝・昼・晩」は、
喜歌劇として扱われることが多いが、
「歌付きの笑劇」として1844年2月に初演された。

〔ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート2015〕で、
1曲目に演奏されたのが喜歌劇
「ウィーンの朝・昼・晩」序曲だった。



(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ズービン・メータ         
           ♪ 私が聴いた音源 ♪
          




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