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...... 2024年05月07日 の日記 ......
■ 《 課題曲 》   [ NO. 2024050701-1 ] or

【 ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 Op. 33 】

チャイコフスキー,ピョトル・イリイチ 〔露〕
(1840.05.07〜1893.11.06) 53歳 コレラ



チャイコフスキーは、鉱山技師の父と18歳も
年下の2度目の妻との間に次男として、
184年前の5月7日ロシアの田舎町の
ヴォトキンスクで生まれた。

教養のある母は夫を熱愛し、20代の若さだったが
立派に家事をきりまわしていた。
両親とも音楽が好きで、父はフルートを
母は歌が上手だった。

チャイコフスキーが14歳のときに、母はコレラに
罹り40歳で亡くなり、大きな打撃を受けた。

当時のロシアでは、地方には小学校はなかったので、
上流社会では家庭教師を雇っていた。
彼の家ではフランス人のファンニーを迎え、
子どもたちの教育を任せた。
転居後も、チャイコフスキーとファンニーとの
文通は続き、大きな影響を受けた。

幼少のころから音楽的才能を示したが、
サンクトペテルブルクの法律学校で学び、
卒業後は法務省に勤務した。
しかし、2年後にアントン・ルービンシュタインが
設立した音楽学校に入学し、
しばらくして法務省の職は辞した。

チャイコフスキーはチェロと管弦楽のための
作品を2曲書いたが、その1曲が
「ロココ風の主題による変奏曲イ長調作品33」で 、
親友のヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンの
ために書かれ彼に献呈された。

完成の年の1877年12月1日にモスクワで、
フィッツェンハーゲンのチェロ独奏、
ニコライ・ルビンシテインの指揮により初演された。

チャイコフスキー国際コンクールチェロ部門の
課題曲として用いられている作品である。



(チェロ)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ヘルベルト・フォン・カラヤン   
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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