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...... 2024年05月08日 の日記 ......
■ 《 ゼルキン 》   [ NO. 2024050801-1 ] co

【 ピアノ協奏曲 第2番 ニ短調 Op. 40 】

メンデルスゾーン,ヤーコブ・ルードヴィヒ・
              フェリックス 〔独〕
(1809.02.03〜1847.11.04) 38歳

ゼルキン,ルドルフ 〔墺→米)
(1903.03.28〜1991.05.08) 88歳



二十世紀の大ピアニストの1人に数えられる
ボヘミア出身のゼルキンは、ロシア系
ユダヤ人の両親の間に生まれた。

8歳のときからウィーンに住み、ローベルトに
ピアノを、シェーンベルクに作曲を学んだ。
12歳でウィーン交響楽団とメンデルスゾーンの
ピアノ協奏曲を共演してデビューした。

33歳のときに、トスカニーニの指揮により
ニューヨーク・フィルと共演してアメリカデビューをし、
3年後にアメリカに移住し、独奏家として活躍する
かたわら、カーチス音楽院で教えた。

ドイツ音楽を得意としたゼルキンは、
1960年に初来日をし、最盛期の充実し切った
演奏を聞かせた。
その後も最来日している。

33年前の5月8日にアメリカのギルフォードで
88年の生涯を閉じた。

メンデルスゾーンのピアノ協奏曲は数曲あるが、
「第1番ト短調」は彼自身が印刷させた最初の
協奏曲で、自信作でもあり意欲作でもあった。s

その6年後の1837年に書いたのが
「第2番ニ短調」で、第1楽章から第3楽章まで
休みなく続く。

ちょうどこの年の3月にフランス系の牧師の
娘のセシルと結婚している。
明敏な理性と容貌の美しい17歳の新妻だった。

愛する女性と結婚した直後の幸せな時期だが、
この曲は、孤独な暗さや物思いに沈んだような
雰囲気をもっている。

作曲されたその年の9月21日にバーミンガムの
音楽祭で、作曲者自身のピアノによって初演され、
熱狂的な称讃を受けた。

      第1楽章 Allegro appassionato
      第2楽章 Adagio - Molto sostenuto
      第3楽章 Finale: Presto scherzando



(ピアノ)シプリアン・カツァリス        
(管弦楽)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
(指揮) クルト・マズア            
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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