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...... 2024年05月03日 の日記 ......
■ 《 訳詞 》   [ NO. 2024050301-1 ] v

【 歌曲「おおスザンナ」】

フォスター,スティーヴン・コリンズ 〔米〕
(1826.07.04〜1864.01.13) 37歳

津川主一 (日)
(1896.11.16〜1971.05.03) 76歳



日本基督教団の牧師、教会音楽家の津川主一は、
明治29年11月16日に名古屋市で生まれた。
父親は教会の牧師で、幼いころから教会で
賛美歌や聖書に親しんだ。

関西学院神学部を卒業。
翌年に麻布美普教会の牧師となったが、
牧師を辞めてからは、帝国学院、青山学院、
自由学園などの講師を務め、東京交響合唱団など、
多くの団体の合唱指導を精力的に行った。

全日本合唱連盟理事、関東合唱連盟名誉会長
などを務め、日本の合唱音楽の開拓者の
一人として活動し、昭和46年5月3日に
76年の生涯を閉じた。
「合唱音楽の理論と実際」など多くの著作も残している。

フォスターの曲を日本に広めた立役者としても
有名だが、「夢路より」「おおスザンナ」など、
数々の作品を訳詞している。
讃美歌103番「牧人ひつじを」などの讃美歌の
訳詞も手がけている。

1848年に出版された「おおスザンナ」は、
カリフォルニアで金鉱が発見され、ゴールドラッシュに
向かう人々によって愛唱された。



おおスザンナ

わたしゃアラバマから ルイジアナへ
バンジョウを持って 出かけたところです
降るかと思えば 日照り続き
旅はつらいけど 泣くのじゃない
おおスザンナ 泣くのじゃない
バンジョウを持って 出かけたところです

船に乗り込んで 川を下り
さまざまなことに 出会いました
ときには死ぬような思いをして
息をこらして 立ちすくんだり
おおスザンナ 泣くのじゃない
バンジョウを持って 出かけたところです

けれど静かな夜 夢の中に
いくたびスザンナを 見たことだろう
丘をおりて来る あのスザンナに
南から来たと私は言う
おおスザンナ 泣くのじゃない
バンジョウを持って 出かけたところです

やがてルイジアナへ 着く日が来る
そしたらスザンナに すぐに会える
けれどもしかして 会えなかったら
生きているつもりは 少しもない
おおスザンナ 泣くのじゃない
バンジョウを持って 出かけたところです





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