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...... 2024年05月02日 の日記 ......
■ 《 独唱カンタータ 》   [ NO. 2024050201-1 ] v

【 ガンジス河に太陽がのぼり 】

スカルラッティ,アレッサンドロ 〔伊〕
(1660.05.02〜1725.10.22) 65歳



バロック期のナポリ楽派の歌劇の開拓者だった
スカルラッティは、364年前の5月2日に
イタリアのパレルモで生まれ、ナポリで世を去った。
チェンバロの名手だったドメニコ・スカルラッティは、
6番目に生まれた息子である。

スカルラッティ家が音楽的な家系だったどうかは
不明だが、両親は子どもに多くの音楽教育を
受けさせていて、スカルラッティも12歳のとき、
2人の姉妹とともにローマで学ばせている。

最初に作曲したオペラ「生き写しの人」が
大成功だったことから、ローマの貴族社会に知られ、
保護を受けるようになり、貴族たちのために
作曲をすることをやめなかった。

十七世紀前半のヴェネツィアを中心とした
オペラに対して、新たに南イタリアの民族音楽を
基礎にしたベル・カント様式のアリアによる
華麗なオペラを110曲余り作曲した。

スカルラッティは、オペラを「音楽による劇」と呼び。
数多くのオペラを作曲したが、現在は
演奏されることはない。

彼は、バロック時代の声楽曲のカンタータという
ジャンルをはっきりと打ち出し、800曲にものぼる
室内カンタータ、シンフォニア、室内楽曲、モテト、
ミサ、マドリガル、歌曲などの多くの作品を残した。

独唱カンタータ 「ガンジス河に太陽がのぼり」は、
歌劇「愛のまこと」のアリアだった。

陽はすでにガンジスに昇り、
輝かしい光を増し、
涙のような夜明けの葉ごとの露を
はらい落とす・・・





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