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...... 2024年04月22日 の日記 ......
■ 《 遅咲きの作曲家 》   [ NO. 2024042201-1 ] ch

【 チェロ・ソナタ イ短調 】
          
ラロ,エドゥアール 〔仏〕
(1823.01.27〜1892.04.22) 69歳
         


ラロは、スペイン系のフランス人(祖父の代までは
生粋のスペイン人だった)で、生地のリルの学校で
バイオリンとチェロを学び、16歳でパリ音楽院に
入学して、バイオリンと作曲を学んだ。

22歳ごろから作曲を始めたが認められず、42歳の
時に結婚したアルト歌手のベルニエに励まされ、
50歳を過ぎてからようやく名声を得ることができた。

彼の友人であるスペイン生まれの
大バイオリニストのサラサーテによって初演された
「バイオリン協奏曲第1番」と「スペイン交響曲」で、
ラロは一流の作曲家として認められるようになった。

協奏曲、歌劇、室内楽、管弦楽曲などを
残し、132年前の4月22日に、パリで69年の
生涯を閉じた。
 
若き日の1855年にアルマンゴウ率いる
弦楽四重奏団の結成に参加し、自らビオラ奏者を
つとめたが、このアンサンブルはモーツァルトや
ベートーベンなどの古典的な作品の他に
メンデルスゾーンや、シューマンなどの
音楽を積極的に取り上げた。

このアンサンブルで活動するうちに、ラロは
室内楽に精通するようになり、その成果の一つとして
「チェロ・ソナタ」が生まれた。

公開での初演は、作曲から15年あまり後の
1872年にサン=サーンスによって結成されたばかりの
国民音楽協会でのコンサートでおこなわれた。

曲は3つの楽章からなり、
静と動の対象が美しい第1楽章。
祈りの雰囲気を持つ第2楽章。
華麗な第3楽章で構成されている。

         第1楽章 Andante non troppo
         第2楽章 Andante
         第3楽章 Allegro



(チェロ)エティエンヌ・ペクラール
(ピアノ)ドミニク・ポンティ   
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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