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...... 2024年04月05日 の日記 ......
■ 《 劇唱の形式で 》   [ NO. 2024040501-1 ] co

【 ヴァイオリン協奏曲 第8番 イ短調 Op. 47 】

シュポーア,ルイ・ルードヴィヒ 〔独〕
(1784.04.05〜1859.10.22) 75歳



十九世紀前半のドイツ・ロマン派の代表的な
作曲家のシュポーアは、音楽的才能のある
両親の子どもとして240年前の4月5日に
ブラウンシュヴァイクで生れ、幼児のころから
母親と二重唱をしていたといわれる。
5歳のときからヴァイオリンを習い始めた。

大公の援助で音楽を学び、優れた
ヴァイオリニストであったが、指揮者としても活躍した。
ベートーベンとは親しい間柄だった。

1822年から亡くなった年まで、ウェーバーの
口利きでカッセルの宮廷楽長をつとめ、
同地で75年の生涯を閉じた。

彼は22歳のときに、ハープの名手の
ドレッテ・シャイドラーと結婚し、二人で
演奏旅行をしたため、ハープ独奏曲と
ハープとヴァイオリンのための曲を多く書いた。
彼は多作家で全てのジャンルの作品を作曲している。

彼の作品は、モーツァルトの影響がみられるが、
半音階的な和声と多い転調、装飾的な進行、
掛止の使用、リズムの固定などが特徴である。

ヴァイオリンの「顎あて」の発明や、最初に指揮棒を
使い始めたのはシュポーアだった。

シュポーアは、小協奏曲をふくめて15の協奏曲を
作曲したが、「ヴァイオリン協奏曲第8番」以外は
演奏される機会は少くない。

この曲は「劇唱の形式で」と、副題が
つけられていて、1816年に初演されたが、
当時イタリアで流行していた音楽的趣味の
傾向に合わせて作曲されたことから、
イタリアでは特別に受けた。

3楽章からなるが、続けて演奏される
単楽章形式をとっている。

      第1楽章 Recitative: Allegro molto
      第2楽章 Adagio - Recitative: Andante
      第3楽章 Allegro moderato



(ヴァイオリン)ウルフ・ヘルシャー    
(管弦楽)   ベルリン放送交響楽団   
(指揮)    クリスティアン・フレーリヒ
          ♪ 私が聴いた音源 ♪




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