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...... 2024年03月31日 の日記 ......
■ 《 オックスフォード 》   [ NO. 2024033101-1 ] sy

【 交響曲 第92番 ト長調 Hob.I:92 】
        
ハイドン,フランツ・ヨーゼフ 〔墺〕
(1732.03.31〜1809.05.31) 77歳
         


ハイドンは292年前の3月31日にオーストリアの
ニーダーエースターライヒ州ローラウで
車大工の子として生まれた。
音楽好きの家庭で、幼少のころからすぐれた
音楽の才能を示した。

29歳になった1761年から、エステルハージ家での
長い多忙な宮廷生活が始まり、5年後に
宮廷楽長となった。
温厚で勤勉なハイドンは、楽員の人望を集め、
当主の信頼も厚かった。

生活は完全に保証されていたが、自由のない
窮屈な毎日を強いられていた。
しかしその間に、膨大な数にのぼる交響曲、
協奏曲、室内楽を作曲し、大作曲家としての
名声を得た。

「交響曲の父」とよばれているハイドンは、
104曲にのぼる交響曲を作曲している。

「交響曲第92番」は、11曲ある「パリ交響曲」と
呼ばれる中の最後の曲で、1788年に作曲された。
ハイドンの心技ともに円熟した56歳の作品である。

この作品はハイドンの「エロイカ」とも呼ばれ、
技法の豊かさ、磨かれた美しい楽想は、
交響曲らしい充実した内容となったいる。

1791年に、オックスフォード大学は、
ハイドンに名誉音楽博士の称号を贈った。
その謝意を表するため、ハイドンは大学に赴き、
3日間の演奏会を催したが、最終日に
公式の学位授与式の席において、
ガウンを着用し、自ら指揮をして演奏されたのが
「交響曲第92番」 だった。

この曲の名称の「オックスフォード」は、後に
つけられたもので、大学への謝礼のために
新たに作曲されたものではない。

       第1楽章 Adagio - Allegro spiritoso
       第2楽章 Adagio 
       第3楽章 Menuetto: Allegro
       第4楽章 Presto
  


(演奏)ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブル
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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