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...... 2024年03月29日 の日記 ......
■ 《 イギリス風 》   [ NO. 2024032901-1 ] co

【 ヴィオラ協奏曲 】
         
ウォルトン,ウィリアム 〔英〕
(1902.03.29〜1983.03.08) 80歳
        

          
二十世紀のイギリス音楽を代表するウォルトンは、
122年前の3月29日にランカシャー州
オールダムで生まれた。
幼児のころから楽才を発揮し10歳で
オックスフォード聖歌隊学校に入学した。

その後、オックスフォード大学に入学したが、
退学をしてほとんど独学で作曲家になった。

ジャズやラテン音楽など、様々な音楽を巧みに吸収し、
消化し、新鮮かつ大胆なリズム・和声を用いて
表情豊かで親しみのある作品を生み出した。

豊かな情感と壮大な雄渾多感な表現を好んだ
明晰な調整感を好んだことから、新ロマン主義の
作曲家とみなされるが、客観的で端正な表現は
新古典主義の発想でもある。

多くの映画音楽も作曲したが、
ローレンス・オリビエが製作・監督・主演した
「ヘンリー五世」「ハムレット」「リッチャード三世」の
三部作は傑作とされる。

2曲の交響曲、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの
協奏曲、オラトリオ、歌劇、管弦楽曲など、
イギリス風の中庸と機知に富み、
親しみ深い作品を残している。

1929年に作られた「ヴィオラ協奏曲」は、
ヴィオラの名手のライオネル・ターティスに
捧げられたものの、難しくて演奏は不可能だと
楽譜を送り返した。

その後、ヒンデミットにより演奏され、
大成功をおさめ、その演奏を聴いたターティスは、
自分の判断の誤りを恥じ、積極的に
演奏するようになった。

1951年にナイトに叙せられたサー・ウィリアム・
ターナー・ウォルトンは、エリザベス女王のために
戴冠式行進曲「宝珠と王杖」と管弦楽伴奏合唱曲
「テ・デウム」を作曲している。

       第1楽章 Andante comodo
       第2楽章 Vivo,con molto preciso
       第3楽章 Allegro moderato



(ヴィオラ)マキシム・ヴェンゲーロフ     
(管弦楽) ロンドン交響楽団         
(指揮)  ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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