 【 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」】 シューベルト,フランツ・ペーター 〔墺〕 (1797.01.31〜1828.11.19) 31歳 チフス

シューベルトの家は、父がチェロ、二人の兄が ヴァイオリン、シューベルトがチェロを弾くという 音楽一家で弦楽四重奏曲は、 家族で演奏ができる環境だった。
シューベルトは4曲の弦楽四重奏曲を残した。
弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調「四重奏断章」 D.703 弦楽四重奏曲 第13番 イ短調「ロザムンデ」 D.804 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」 D.810 弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D.887
1824年に作曲した「ニ短調」は、4楽章からなり 第2楽章に彼が1817年に作った歌曲「死と乙女」の 伴奏の中の死神の行進を思わせる重々しい 4拍子の旋律を主題に使っているので、 この通称がある。
全体を通じて成熟したシューベルトの様式に、 はっきりとしたロマン的な情趣にあふれ、 ことに第1楽章のもつ一種の悲哀の感じは、 モーツァルトに通ずるものがある。
この曲はシューベルトの生前には 公演の運びに至らず、1833年3月12日に ベルリンで初演された。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Andante con moto 第3楽章 Scherzo: Allegro molto 第4楽章 Presto

(演奏)アマデウス四重奏団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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