【 ピアノ協奏曲 Op. 38 】
バーバー,サミュエル 〔米〕
（1910.03.09〜1981.01.23） 70歳
現代アメリカの作曲家のバーバーは、
1１４年前の３月９日に外科医の父と
アマチュアピアニストの母の間に
ペンシルベニア州ウェストチェスターで
生まれた。
舞台で演奏することはなかったが、
優れたピアニストだった。
彼の作品は、保守的な手がたい作風で、
ロマンティックな叙情性を特色としていた。
１９６２年の作品の「ピアノ協奏曲」は、
その年の９月２４日ニューヨークの
リンカーンセンターのこけら落としのために作られた。
ジョン・ブラウニングのピアノとボストン交響楽団で
初演され、作品は彼に献呈された。
二十世紀屈指の名作として、ピューリッツアー賞
受賞作品となった。
ピアニストのブラウニング（1933〜2003）は、
１９５６年のエリーザベト王妃コンクールで
１位のアシュケナージに次いで２位に入っている。
第1楽章は、ピアノが主要主題の一つを
呈示しながら始まり、激情的な前奏に進む。
ロマンティックで瞑想的な美しさの第２楽章。
第３楽章は、５拍子と現代的な要素も取り入れている。
第１楽章 Allegro appassionato
第２楽章 Canzone Moderate
第３楽章 Allegro molto
（ピアノ）キース・ジャレット
（管弦楽）ザールブリュッケン放送交響楽団
（指揮） デニス・ラッセル・デイヴィス
♪ 私が聴いた音源 ♪
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