【 マンドリン協奏曲 ハ長調 RV 425 】 ヴィヴァルディ,アントニオ 〔伊〕 (1678.03.04〜1741.07.28) 63歳
バロック時代を代表する作曲家のひとりの ヴィヴァルディは、346年前の3月4日に イタリアのヴェネツィアで生まれた。 父親からヴァイオリンの手ほどきを受け、 15歳で教会に入り、25歳で司祭になった。
彼は優れたヴァイオリニストとして、18世紀前半の イタリアのヴァイオリン界に主要な役割を果たし、 運指法や運弓法の技巧に新生面を開いた。
ヴィヴァルディの作品は大部分がヴァイオリン曲だが、 他の楽器(ヴィオラ・ダモーレ、チェロ、マンドリン、 フルート・ピッコロ、オーボエ、ファゴット、ホルン、 トランペットなど)のためにも数多く作曲した。
ヴァイオリンやチェロ、フルートやファゴットなど 様々な楽器の協奏曲を作曲していて、 その数は500近くにものぼる。
多くの作品はヴィヴァルディが教師をしていた 児童養護施設ピエタ慈善院の生徒が 演奏するオーケストラのために書かれた。 そのオーケストラが所有する楽器の中に マンドリンがあったことから、ヴィヴァルディは マンドリンのための協奏曲をいくつか残している。
「マンドリン協奏曲」は、1979年制作の映画 「クレーマー・クレーマー」で使われたことで 一躍有名になった。
イタリアで生まれた楽器のマンドリンの 繊細で暖かみのある音色がヴィヴァルディの 優しいメロディを一層引き立てる作品である。
第1楽章 Allegro con molto 第2楽章 Larghetto 第3楽章 Allegro
(マンドリン)ウーゴ・オルランディ (合奏) ソリスティ・ベネティ合奏団 (指揮) クラウディオ・シモーネ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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