【 イギリスの海の歌による幻想曲 】
ウッド,ヘンリー 〔英〕
（1869.03.03〜1944.08.19） 75歳
指揮者のウッドは、音楽に熱心な両親のもと、
１５５年前の３月３日にロンドンで生まれた。
ウッドは、ヴァイオリン、ピアノ、オルガンを学び
１４歳でオルガンのソロ・リサイタルを行った。
１７歳から３年間王立音楽アカデミーで、
作曲、ピアノ、オルガンを更に学び、
指揮者として活躍した。
「BBCプロムス」として有名なプロムナード・
コンサートのプロムス第１回（1895年）から、
長年にわたって指揮をつとめ、この音楽祭の
立役者として今もその功績が讃えられている。
エルガーなど、イギリス人作曲家の作品の
初演の指揮も数多く行っているが、
イギリスのみならずドビュッシー、R.シュトラウス、
シベリウス、マーラーなど、多くの作曲者の
作品の初演の指揮者でもあった。
プロムスのラストナイトでお馴染みの一曲の
「イギリスの海の歌による幻想曲」は、ウッドの
編曲で、トラファルガー海戦戦勝１００周年を
記念して作られた。
船のラッパの合図で始まり、イギリスの
船乗りたちの歌や、民謡「ホームスイートホーム」
ヘンデルの「見よ、勇者はかえる」などの
メロディが次々に現れて、最後はアーンの
「ルールブリタニア」によって華やかに曲を
閉じる９曲からなる組曲となっている。
（管弦楽）ロンドンフィルハーモニー管弦楽団
（指揮） ロジャー・ノリントン
♪ 私が聴いた音源 ♪
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