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...... 2024年03月05日 の日記 ......
■ 《 セゴビアとの出会い 》   [ NO. 2024030502-1 ] co

【 ギター協奏曲 】

ヴィラ=ロボス,エイトル 〔ブラジル〕
(1887.03.05〜1959.11.17) 72歳



ブラジルを代表する作曲家のヴィラ=ロボスは、
137年前の3月5日にリオ・デ・ジャネイロで生まれた。

そのころ、ブラジルは大きな変革が起きようとしていて、
翌年には奴隷が完全解放され、1889年に
帝政が崩壊し、連邦共和国へ移行した。

不安定なこの時期、まだ戸籍制度が
確立してなかったため、ヴィラ=ロボスの生年月日に
ついても正確なことは分かっていなかったが、
教会に保管されていた洗礼記録から判明した。

父親の手ほどきでチェロを始め、その後
ギターの奏法を習得、少年時代は正規の音楽教育を
受けることに抵抗し、仲間とカフェや小劇場などで
演奏するのを日課としていた。

20歳になる前から放浪生活を始め、ブラジル各地で
民謡の採集をしていたが、25歳のときに大がかりな
ブラジル奥地の風俗・音楽の調査を行い、
ブラジル音楽の特異な性格にふれて、その後
自らの作品に強い民族的個性を打ち出すようになった。

1923年から1930年にかけて、政府の奨学金で
フランスに留学し、ロンドン、ウィーン、
ベルリンなどにも訪れた。
帰国後は、音楽院と音楽アカデミーの設立に携わり、
指揮者、大学教授としてブラジル楽壇の
指導的立場にいた。

ヴィラ=ロボスは留学中に、スペインのギタリストの
セゴビアと知り合い、ギターの演奏法などについて、
あつくアイディアを語り合ったといわれる。

セゴビアからの依頼を受けて、1951年に書いたのが
「ギター協奏曲」で、完成当初は「協奏的幻想曲」と
名付けられていたが、その後セゴビアの希望で、
第2楽章の終わりに、高度の技巧的なカデンツァが
加えられ、「ギター協奏曲」と変更された。

1956年にセゴビアの独奏により初演された。

       第1楽章 Allegro preciso 
       第2楽章 Andantino e Andante - Cadenza
       第3楽章 Allegretto non troppo - Vivo



(ギター)シャロン・イズビン       
(管弦楽)ニューヨーク・フィルハーモニック
(指揮) ホセ・セレブリエール      
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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