 【 歌曲「カディスの娘たち」】 ドリーブ,レオ 〔仏〕 (1836.02.21〜1891.01.16) 54歳
 フランスが生んだ「バレエ音楽の父」と 呼ばれているドリーブは、188年前の2月21日に サン=ジェルマン=デュ=ヴァルで生まれた。
29歳のとき、オペラ座の合唱副指揮者となり、 同時にバレエ音楽の作曲への興味を 抱き始めた。
45歳のときからパリ音楽院の作曲家教授として、 後進の指導にあたりながら創作活動を行なったが、 10年後の1月16日にパリで54年の生涯を閉じた。
バレエ音楽とオペラの作曲にすぐれた才能を 発揮したドリーブの音楽は、優美典麗であり 声楽の部分もオーケストラの部分も無理なく 流れるように書かれているが、劇的な迫力に 欠けているところがあり、そこに彼の オペラの限界があったといわれている。
他の作品としては、カンタータ、歌曲、付随音楽、 教会音楽、合唱曲などがある。 歌曲は14曲がひとまとめに出版されたが、 その中でも最も有名なのは、ドリーブの音楽の 特色が十分に発揮された、ド・ミュッセの詩による 「カディスの娘たち」である。
軽快なボレロ調のはずんだ曲で、野外でうきうきと 踊り戯れ、笑いこぼれている奔放な娘たちの歌である。

(ソプラノ)ジョーン・サザーランド (ピアノ) リチャード・ボニング ♪ 私が聴いた音源 ♪
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