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...... 2024年02月09日 の日記 ......
■ 《 12音の技法 》   [ NO. 2024020901-1 ] ch

【 弦楽四重奏のための「抒情組曲」】

ベルク,アルバン 〔オーストリア〕
(1885.02.09〜1935.12.24) 50歳 敗血症



シェーンベルク、ウェーベルンとならぶ十二音音楽の
大成者の1人であるベルクは、139年前の2月9日に
輸出業、書籍業を営んでいた父と、宝石商の
娘だった母の第3子として生まれた。

美術や音楽に造詣が深かった母の影響で、
豊かな芸術的な雰囲気につつまれた家庭で育った。
彼の最初の関心は文学で、音楽学校には入らず
一般の大学を卒業し、しばらくは役所勤めをしていた。

しかし、15歳のころから独学で作曲を始めていて、
弟思いの長兄の世話で、11歳年長の
シェーンベルクに作曲を習うことになり、後には
彼の協力者、友人として12音音楽を完成させた。

「室内協奏曲」で初めて12音の技法を用いたが、
2番目になるのが1926年の作品の「抒情組曲」で、
6つの楽章からなる弦楽四重奏曲である。

一般の弦楽四重奏曲は、交響的・叙事的性格を
もつが、この曲は、劇的・抒情的であることから
「抒情組曲」と名前がつけられた。

第1、第3、第5楽章はテンポがだんだん速く、第2
第4、第6楽章はだんだん遅くなり、速いものと遅い
ものが交互におかれている。

      第1楽章 Allegretto giovale
      第2楽章 Andante amoroso
      第3楽章 Allegro misterioso - Trio estatico
      第4楽章 Allegro appassionato
      第5楽章 Presto delirando - Tenebroso
      第6楽章 Largo desolate



(演奏)ゲルハルト四重奏団
    ♪ 私が聴いた音源 ♪




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