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...... 2024年02月06日 の日記 ......
■ 《 ライン交響曲 》   [ NO. 2024020601-1 ] sy

【 交響曲 第3番 変ホ長調 Op. 97 】
       
シューマン,ローベルト・アレクサンダー 〔独〕
(1810.06.08〜1856.07.29) 46歳



シューマンは、完成された交響曲を4曲残している。

     ツヴィッカウ交響曲 ト短調
     交響曲 第1番 変ロ長調 作品38「春」 (1841年)
     交響曲 第2番 ハ長調 作品61 (1846年)
     交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」 (1850年)
     交響曲 第4番 ニ短調 作品120 (1841年)

1832年に着手した「ツヴィッカウ交響曲」は、
第2楽章までを作曲したが、未完のままだった。
(ツヴィッカウは、生地であり、第1楽章を初演した土地)

「幻想交響曲」という標題をもっている第4番は、
第1番と同じ年に作曲されたが、あまり評判が
良くなかったために、出版を見合わせ、
10年後に出版されたので、この第3番が
シューマンの最後の交響曲となった。

1850年、シューマンはデュッセルドルフ市の
指揮者となり、ドレスデンから転居している。

「ライン交響曲」ともいわれている第3番は、
その折のライン地方への旅行と居住を契機として
作られたもので、その年の暮に完成したが、
南ドイツ、ライン地方の風物や人心のフレッシュな印象、
さらに当時の幸福感が反映され、生命力溢れる
力強い響きと、持ち前のロマン的叙情性が
見事に融合している作品である。

   第1楽章 Lebhaft (いきいきと)
        序奏部なしで全楽器の強奏で力にあふれた
        第1主題が現れるが、ベートーベンの交響曲
        「エロイカ」との親近性が感じられる。

   第2楽章 Scherzo: Sehr massig(きわめて穏やかに)
        民族舞曲風なゆっくりとした楽章。

   第3楽章 Nicht schnell(速くなく)

   第4楽章 Feierlich(壮麗に)
        「荘厳な儀式の伴奏の性格にて」と記されている
        間奏曲的性格をもって挿入されている。

   第5楽章 Lebhart(いきいきと)
        ファンファーレが響き祝祭的
        ライン地方の気分が濃厚で、民衆的な要素が
        重要視されている。

完成の翌年の2月6日、デュッセルドルフにおいて
シューマン自身の指揮で初演された。

       第1楽章 Allegro non troppo
       第2楽章 Andante con moto
       第3楽章 Scherzo : Allegro vivace
       第4楽章 Finale: Bewegt,feurig 



(管弦楽)大阪センチュリー交響楽団
(指揮) 湯浅卓雄        
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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