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...... 2024年02月02日 の日記 ......
■ 《 教会音楽の父 》   [ NO. 2024020201-1 ] v

【 法王マルチェルスのミサ曲 】
     
パレストリーナ,ジョヴァンニ・ダ 〔伊〕
(1525 ? 〜1595.02.02) 70歳?
     

         
イタリア・ルネサンス後期の音楽家のパレストリーナは、
本名はジョバンニ・ピエルルイージだが、
ローマ近郊のペレストリーナで生まれたことから、
生誕地名で呼ばれている。

彼の作品は、順次進行を主体とした簡素、
平穏、緻密な合唱様式で、
パレストリーナ様式と称されている。
後に活躍したクレメンティの対位法的様式は、
彼がパレストリーナの作品を聴き、
大きな感銘を受けたことによるとみられる。

彼は、カトリックの宗教曲を多く残しているが、
代表作である「教皇マルチェルスのミサ」は
非常に厳粛なもので、全曲が歌詞の単純な
朗唱的な手法によって貫かれていて、
古典的教会複音楽の傑作である。

この作品の作曲にとりかかったとき、
パレストリーナは法王庁聖歌隊員だった。
そのときの法王はマルチェルス二世だったが、
在位わずか22日間で法王は世を去り、
完成された作品は、感謝をこめて法王に捧げられた。

            1. Kyrie
            2. Gloria
            3. Credo
            4. Sanctus
            5. Benedictus
            6. Agnus Dei



(合唱)タリス・スコラーズ  
(指揮)ピーター・フィリップス
     ♪ 私が聴いた音源 ♪





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