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...... 2024年01月28日 の日記 ......
■ 《 永遠の安息を 》   [ NO. 2024012801-1 ] v

【 レクイエム Op. 48 】
       
フォーレ,ガブリエル 〔仏〕
(1845.05.12〜1924.11.04) 79歳
         


フォーレはカトリックの伝統強い南フランスの
ミディ=ピレネー地域圏のパミエで生まれた。
幼児の頃から宗教学校で教育を受けていたため、
カトリック教会との関係はかなり密接で、
宗教的作品も数多く、その生涯のかなり長い
時期を教会オルガニスト、楽長としての
職務にささげている。

この間に古い教会音楽の傑作の数々に
ふれることができただろうし、その特有な旋律法、
和声法、構成法、表現法などを十分に
体得したと思われる。

彼は41歳のときに父を、その翌年に母を亡くした。
レクイエムは、それをきっかけに書かれたが、
全曲が完成したのは47歳のときだった。

ミサ曲の中でも特に死者の鎮魂を目的とする
音楽のレクイエムは、古今の作曲家が
全身全霊を込めた数多くの名曲が残されているが、
その中でも、魂を慰め、天上界を暗示する
美しさにあふれた曲といえば、フォーレの
レクイエムだといわれている。

この「レクイエム」」は、全曲が平穏な感情に
支配されていて、内容的にも高雅さ、明朗さ、
平安さはカトリック教会の死に対する観念を、
よく表明しているといわれている。

中世カトリック教会音楽の強い影響を受けていて、
楽曲構成法は中世カトリック教会音楽の
伝統を踏襲し、模倣している。

         第1曲 「入祭文、キリエ」
         第2曲 「奉献文」
         第3曲 「サンクトゥス」
         第4曲 「ピエ・イエズ」
         第5曲 「アニュス・デイ」
         第6曲 「リベラ・メ」
         第7曲 「天国にて」

1887年に完成し、翌年の1月28日に、
当時フォーレが楽長を勤めていた、
パリの聖マドレーヌ寺院で初演された。



(ボーイ・ソプラノ)ドゥニ・ティリエ      
(バリトン)  ベルナール・クリュイセン    
(オルガン)  シャノワール・アンリ・カロル  
(合唱)    フィリップ・カイヤール合唱団  
(管弦楽)   モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
(指揮)    ルイ・フレモー         
            ♪ 私が聴いた音源 ♪




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