 【 ロシア協奏曲 ト短調 Op. 29 】 ラロ,エドゥアール 〔仏〕 (1823.01.27〜1892.04.22) 69歳
 スペイン系のフランス人(祖父の代までは生粋の スペイン人だった)のラロは、195年前の 1月27日にリールで生まれた。 生地のリールの学校でヴァイオリンとチェロを学び、 16歳でパリ音楽院に入学して、 ヴァイオリンと作曲を学んだ。
22歳ごろから作曲を始めたが認められず、 42歳の時に結婚したアルト歌手のベルニエに励まされ、 50歳を過ぎてからようやく名声を得ることができた。 ラロは、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲を 4曲完成させている。
「ヴァイオリン協奏曲第1番ヘ長調」(1873年) 「スペイン交響曲」(1874年) 「ロシア協奏曲」(1879年) 「ノルウェイ幻想曲」(1880年)
3曲はスペイン、ノルウェイ、ロシアと地名が 冠されていて、異国趣味を各所にみることができる。 4曲ともヴァイオリン協奏曲だが、 めずらしい標題がついている。
「ロシア協奏曲」は、リムスキー・コルサコフが集めて 出版したロシア民謡集の旋律が使われている。
「スペイン交響曲」のような華やかさとは対照的に 哀愁をおびたしっとりとした作風となっている。
第1楽章 Prelude: Andante - Allegro 第2楽章 Chants russes: Lento 第3楽章 Intermezzo: Allegro ma non troppo 第4楽章 Introduction: Andante - Chants russes: Vivace

(ヴァイオリン)オリヴィエ・シャルリエ (管弦楽) BBCフィルハーモニック (指揮) ヤン・パスカル・トルトゥリエ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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