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...... 2024年01月27日 の日記 ......
■ 《 哀愁をおびた作風 》   [ NO. 2024012701-1 ] co

【 ロシア協奏曲 ト短調 Op. 29 】
        
ラロ,エドゥアール 〔仏〕
(1823.01.27〜1892.04.22) 69歳
           

                  
スペイン系のフランス人(祖父の代までは生粋の
スペイン人だった)のラロは、195年前の
1月27日にリールで生まれた。
生地のリールの学校でヴァイオリンとチェロを学び、
16歳でパリ音楽院に入学して、
ヴァイオリンと作曲を学んだ。

22歳ごろから作曲を始めたが認められず、
42歳の時に結婚したアルト歌手のベルニエに励まされ、
50歳を過ぎてからようやく名声を得ることができた。
 
ラロは、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲を
4曲完成させている。

     「ヴァイオリン協奏曲第1番ヘ長調」(1873年)
     「スペイン交響曲」(1874年)
     「ロシア協奏曲」(1879年)
     「ノルウェイ幻想曲」(1880年)

3曲はスペイン、ノルウェイ、ロシアと地名が
冠されていて、異国趣味を各所にみることができる。
4曲ともヴァイオリン協奏曲だが、
めずらしい標題がついている。

「ロシア協奏曲」は、リムスキー・コルサコフが集めて
出版したロシア民謡集の旋律が使われている。

「スペイン交響曲」のような華やかさとは対照的に
哀愁をおびたしっとりとした作風となっている。

    第1楽章 Prelude: Andante - Allegro
    第2楽章 Chants russes: Lento
    第3楽章 Intermezzo: Allegro ma non troppo
    第4楽章 Introduction: Andante - Chants russes: Vivace



(ヴァイオリン)オリヴィエ・シャルリエ   
(管弦楽)   BBCフィルハーモニック   
(指揮)    ヤン・パスカル・トルトゥリエ
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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