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...... 2024年01月17日 の日記 ......
■ 《 早熟な天才 》   [ NO. 2024011701-1 ] or

【 歌劇「幸福な奴隷」序曲 】

アリアーガ,ファン・クリソストモ 〔スペイン〕
(1806.01.27〜1826.01.17) 19歳 肺炎



バスク人のアリアーガは、ビルバオで生まれた。
ファン・クリソストモ・ハコボ・アントニオ・デ・アリアーガ・
イン・パルソーラはアリアーガのフルネームである。

彼の生涯に関する記録は、1821年にパリ音楽院で
和声と対位法を学んだフェティスによる大まかな
記述が、本日に至まで唯一のものとなっている。

フェティスによると、アリアーガは教師からではなく、
自らの天才的な才能に導かれて自己の最初の
原理を身につけたと記されている。

13歳のときに作曲したオペラ「幸福な奴隷」が
評判になるほどの、早熟な天才だった。
15歳でパリ音楽院に留学したが、優等生で
卒業し、恩師の助手となった。

残された作品は少ないが、交響曲・ピアノ曲・
弦楽四重奏曲を作曲している。

たぐいまれな神童と言われ、モーツァルト生誕の
50年後の同じ日の1月27日生まれということもあり、
「スペインのモーツァルト」と呼ばれていた。

肺を患い、20歳の誕生日の10日前の
1月17日にパリで短い生涯を閉じた。

オペラ「幸福な奴隷」の全曲のスコアは
今日には伝えられていないが、序曲は演奏会で
演奏されることがある。



(管弦楽)ル・コンセール・デ・ナシオン       
     ラ・カペーリャ・レイアル・デ・カタルーニャ
(指揮) ジョルディ・サヴァール          
             ♪ 私が聴いた音源 ♪




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