 【 ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K. 415 】 モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕 (1756.01.27~1791.12.05) 35歳 ハスキル,クララ〔ルーマニア〕 (1895.01.07~1960.12.07) 65歳

ルーマニア出身の天才ピアニストのハスキルは 129年前の1月7日にブカレストで生まれ、 ブリュッセルの駅で転落した折の怪我が もとで急死し、パリのモンパルナスに埋葬された。
亡くなった翌日は、共演者として名高い バイオリニストのアルテュール・グリュミオーとの 演奏会の予定だった。
10歳でパリ音楽院に入学、15歳で最優秀賞で 卒業し、ヨーロッパ各地で演奏旅行をした。
しかし脊柱側湾のため、18歳のときにギブスを つけたため、思うように演奏活動ができなくなり、 生涯の大半は清貧の生活だった。
前半生は、フランスを活動の拠点としていたが、 ユダヤ系だったため、スイスに出国し、 戦後もスイスとオランダを拠点とした。
ハスキルが正当な評価を得るようになったのは、 第二次大戦後の1950年を境に脚光を浴び始めた。 カラヤンなど著名な指揮者や、カザルス、 チャップリンとの交友もあった。
センスの良いハスキルの演奏は、優美で繊細、 純粋な音色、透明感など、霊感に満ちていた。
ハスキルは「モーツァルト弾き」として有名だったが、 演奏のみならず、モーツァルトの作品の録音を 多く残している。
1782年から翌年にかけて予約演奏会のために ウィーンで作曲された「ピアノ協奏曲 第13番」は、 管弦楽にトランペットとティンパニーを加えた 華やかな作品となっている。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Andante 第3楽章 Allegro

(ピアノ)ウラディーミル・アシュケナージ (管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団 (指揮) ウラディーミル・アシュケナージ ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|